検出技術の特色
Technical Features
業界最高水準の検出精度97%
見逃さない、待たせない。信頼のC2finder®
♦検出精度97%
正確な識別性能をもつ検出AIは,優れたアーキテクチャと,的確かつ良質なトレーニングデータが両輪となってはじめて成立します.
ひび割れ自動検出サービスに用いている劣化損傷検出技術 C2finder®は,異常状態の検出に特化した独自開発のAIと, 多量のサンプルから選別・変換して生成した良質で正確なトレーニングデータを用いて,様々な開発経験を通じて得たノウハウ を投入して学習・最適化したAIにより高精度な検出を実現しています.
この C2finderを用いたひび割れ自動検出サービスは,評価用の画像セットを用いた実験において,97%を超える検出精度 (※)を達成しました.
※精度算出には、 Mean Average Precision (mAP)を採用しています。
♦処理速度10秒
劣化損傷検出技術 C2finder は、細部にわたるアルゴリズムの最適化により,入力画像を高速に処理します.
フルサイズデジタル一眼カメラやミラーレスカメラの画像を,インターネット経由で約10秒で処理し、 ひび割れ形状だけでなく、ひび割れの幅・長さを算出します.
検出技術の背景
Technical Background
♦研究開発の歩み
~強力な体制による先駆的取組み~
道路インフラ老朽化の社会的課題に対し,2014年に政府施策として戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)やNEDOプロジェクトが始動しました.
本サービスは,その黎明期からの研究開発を端緒としています.首都高技術株式会社, 産業技術総合研究所, 東北大学という産学官の最適な体制によるコンソーシアムのもとで,要素技術の基盤研究が推進されました.
深層学習を核に画像処理研究で培った開発力により,独自の検出用AIを開発.現在は最先端の技術を駆使したAIに置き換わっていますが,当初から一貫して先進的な技術開発に取り組んできた成果が,今日の高精度・高速な自動検出サービスの礎となっています.
♦実用化開発
~研究成果を社会実装へ~
先行プロジェクトで培われた要素技術を継承し,実用化を加速するために設立されたのが テクノハイウェイ株式会社です.
私たちは,黎明期から積み上げてきた研究成果を基盤に,検出技術と学習手法を全面的に再設計.新たな検出用AIの開発に取り組みました.
さらに,高品質な実構造物データを中心に構築した大規模データセットを活用し,精緻なトレーニングを実施.その結果,本サービスの冒頭で掲げた 高精度かつ高速な性能 を実現し、研究段階にとどまらない 社会実装レベルの自動検出技術 へと進化させました.
